このメールマガジンでは、一貫して小手先の技術よりも最終的に患者に選ばれる歯科医院になるためのブランドマーケティングに主眼を置いた内容を今年も配信してまいりました。
しかしながら、それは患者にとっての実利ばかりを追い求めるよく言えば質実剛健、悪く言えば味気ないものも多かったのではないかと思います。
実は昨年の年末も同じような記事を書かせていただきましたが、実践された方とそうでない方のWebサイトが年明けから一段レベルの違うものになっていたので今年はぜひ皆様が活用していただけるよう祈っております。
一番見られているページは「スタッフ」「内装」
過去の記事で歯科医院Webサイトにおいて最初に、そして最も見られているページが「スタッフ」「内装」である事はすでにお伝えした通りです。
理解しやすく、なおかつ訴求力の高い文章が大切なことは言うまでもありませんが「見た瞬間に伝わる」、ビジュアル(写真、動画)での第一印象にフォーカスを当ててみてはいかがでしょうか。
なぜなら、歯科医院Webサイトの平均訪問時間は数分でそれほど長時間サイトにとどまってはくれないからです。第一印象で「第一候補」に上がれるかどうかの選定を閲覧者は無意識にしていますのでこの一瞬を大切にしてください。
写真の差し替えで「生きている歯科医院へ
ではなぜ、年末年始休暇がよい機会なのでしょうか?
歯科医院内の写真を撮影しようと思うと以下のようないくつかのハードルを乗り越えなければなりません。
- 日中は患者がいるので撮影出来ない
- スタッフが全員そろわない
- 院内を片づける手間がない
- 魅力的に写す時間がない
ですが、年末年始の休暇(スタッフがそろうタイミングを入れれば休暇前後の診療日でしょうか)が非常に適しています。大掃除などを行いきれいな院内になったところでスタッフ写真や院内写真を撮影し、年明けの挨拶とともにスタッフ紹介、院内風景、ブログ等で公開することで日々「人」や「医院」が動いている事を伝えることが出来ます。
サイト公開後に、何年も手つかずになっているサイトに何度も足を運ぶ人は少ないはずです。医院もWebサイトも動的であることをぜひこのタイミングでPRしてください。
Webサイトも「定期メンテナンス」が最後の切り札
Webサイトは医院を写す鏡のようだと表現されます。これは、医院の中にある人、物、治療、そのほかシステムなどあらゆるものが体系づけて分かりやすく表現されるものがWebサイトだからです。したがって、そのWebサイトの更新が滞ると鏡の先にある「医院にも変化がない」と思われがちです。
ブログを熱心に更新していただいている先生方からは「もうネタがないよー」とお伺いすることも多いですが、仮に他愛のない雑談だったとしてもそれは「休眠サイト」と評価されるより何倍も良いはずです。
Webサイトを育てる事も歯科の定期メンテナンスと同じで、局所的にみると労力が多く得るものが少ないように思われがちですが積み重ねていった先に、80歳で何本の歯を残せるか何人の患者をWebサイトから残すことが出来るか、歯もWebサイトも定期メンテナンスが切り札です。
みなさま、どうかよいお年をお迎えください。